ルーチン化=いいこと ではないのかも。
私にとっての癒やしってなんだろう?
と考えてみるときに、
「心が満たされて和む瞬間」を思い出そうとしました。
目をつむって、頭の中に出てきたのは、クローゼットの中の様子です。
そう、私はクローゼットの中を見ることが、
結構癒やしだったりします。
一週間分のコーディネートがハンガーにかかっている状態を見るのが、心和んで落ち着くのです。
どんなふうにコーディネートをきめているのかといいますと…
土曜日の夜、来週一週間のイメージをします。どこに行き、何をするか、想像してみます。
そして、一週間分のコーディネートをハンガーにかけていきます。
こんな感じ↓
日曜日は、友人とバーベキューに行くから、アクティブな服装にしよう
月曜日は、仕事始まりだからスイッチが入るように明るい色を取り入れてみよう
火曜日は、〇〇さんと会う予定だから、いつもよりフォーマルさを強めにして…
水曜日は、会議ばっかりであまり動かないから、ロングスカートを履いてみようかな?
木曜日は、こないだ買ったテーラードベストを着ていこう!となると、下に着るのは、この服か…?それとも…
金曜日は、仕事終わりに食事会があるから、ワンピースを着て仕事の時はジャケットをはおろうか〜
土曜日は、アクティブに動き回る1日だから、UNIQLOのエアリズムのTシャツ。アンダーにはこのトップスで、下は足首が絞れているタイプのズボンで…
こんな感じで、考えながら、七本のハンガーに曜日別の服をセットしていきます。
コーディネートを決める時に意識していることがあります。
それは、なるべくこれまでしてきたのとは違ったコーディネートにすることです。先週や、先々週にしたコーディネートと全く同じになることは、避けるように意識しています。
なぜなら、新しいコーディネートを考えることで、新しい頭の回路ができる気がするからなのです。
以前何らかのテレビで、アグネスチャンが優秀な息子を育てることができた理由をきかれていて、「毎日同じ場所で食事をしないようにしている」と語っていました。
リビングで固定の場所に座って食べるのが、日本の典型的なパターン(サザエさん時代?今はそんなことないのかな?)だと思うのですが、アグネスチャン曰く、
それをしていては、何も考えなくてもそこに座って、同じ景色を見ているから、脳に刺激がない
とのこと。
だから、庭でシートを引いて食べたり、階段で食べたり、さまざまな場所で食事をすることで、いつも脳に刺激をいれるように工夫しているとのことでした。
そうすることで、頭が柔軟になり、いろんな視点を持つ子を育てられたってことをおっしゃっていました。
アグネスチャンの話を聞いた時に、
規律性を重んじる人や、私みたいに頭を使わずなんでもルーチン化したい人にとっては「げげ」って話だけれど、
なるほどなーって気づくことは多かったですね。
認知症防止の観点においても、これは結構大切なことなんじゃないの?と気づかされました。
アグネスチャンの話を聞いて、なるべく沢山のことを日々考えて、ルーチン化したことをあえて崩すことも必要なんだな、ってことを学びました。
だから、今はなんでも「習慣化」「ルーチン化」することが効率の良い、頭の良い過ごし方なんだっていう意見が多くみられますが、効率の良さは認めますが、それがスマートだと断言はできないな、というのを思います。むしろ日々違うことをすることが、「頭が良くなる」過ごし方なんだと思いますね。
話はそれましたが、コーディネートをこれまでと違ったものにしてみる、というのは、思考回路を新たに開いていくという意味でも、大切な行いなんだと思ってます?
そして、コーディネートが決まったらそれを
日曜日から順番に並べる。
そうやってしっかり頭を使って考えたコーディネート(オーバーに言っております)を眺めるのが、癒やしだったりするのです。
この行いが習慣化されてるじゃん、
という矛盾をはらんだお話でございます。
服選びの工程もとても楽しいですし、七日間のコーディネートが決まれば、よりワクワクしてみます。
よければみなさんも、やってみてください!
(服が多めの人しかできないのが難点)