ストレングスファインダーのすすめ
このあいだ、ストレングスファインダーやってみました。
「ストレングスファインダー」、その名の通り
自分の「強みを見つける」、実験です。
これが最近さまざな企業で取り入れられている実験らしく、全員やらされて(やらしてもらって?)、
チームを編成するときに生かされたり、互いにそれぞれの資質を理解し合うことで、ミスコミュニケーションを防いでいこうとする目的があるそうです。
私の働く組織では取り入れられていないのですが、自分の資質が気になって、
このあいだやってみました。
『さあ才能(じぶん)に目覚めよう』という題名の本を買うと、後ろに実験のQRコードとパスワードが載っていて、QRコードを読み取ると実験ができます。(書籍は2000円、実験は無料だが1回しかできない)
書店に買いに行くと、ビジネス書のところに結構目立つように積み上げられていて、思いの外、流行っているんだなぁと感じました。
1問20秒以内に(直感的に)どんどん質問に答えていって、最後に自分の強み(資質)トップ5がわかります。全部で34個の資質があるのですが、追加料金(5000円くらいだったと思う)を払えば、全部の順位がわかります。
かかった時間はだいたい20分程度…
私の資質トップ5
1位 ポジティブ
2位 最上志向
3位 アレンジ
4位 戦略性
5位 包含
でした。
追加料金を払っていないので、そのほかの順位はわかりません。5000円もするし、下位の資質をあえて知りたいとも思わなかった…(これが最上思考の特性でもある…)
自分の資質なんて知ってどうなんの?って感じだと思うんですけど、これが結構、生きるんですよね。
本には34個の資質についてそれぞれ解説されています。
どう生かせばいいのか?
さらには、その資質を持っている人とどう関わればうまくいくのか。
どの資質と資質が相性がいいのか、摩擦が起きやすいのか(どう摩擦を防げるのか)
なんていうことも詳しく書かれています。
たとえば私の2位の「最上志向」は、良いところをぐんぐん伸ばしていこうとする考え方です。(100点を120点、150点に上げていこう!みたいな感じ)
その対照的な思考として「回復志向」というのがあります。これは欠点に目を向けて、改善していこうとする考え方です。(50点、70点を100点に近づけていこう!みたいな感じ)
この2つは対照的なぶん、ミスコミュニケーションが生まれやすいと思います。でも、どちらの観点も組織としては重要ですよね。
私は、チームを良くするために新たなアイデアを出すと、欠点を指摘され、出鼻をくじかれるという苦い経験をしたことがあるのですが、
回復志向の特徴は、問題解決をするのが得意で大好きなところにあります。
今思えば、何かを企画するとき、毎回「でも〜な問題がありますよね」という発言をしていたあの人は、回復志向の持ち主なんだろうなと思います。
問題を指摘する発言があると、最上志向に加え、ポジティブまで上位にある(てか1位にある)私は、「何でこんなに否定的で保守的なんだよ?」とイライラしていました。
ですが、自分の特性と相手の特性を理解すると(ストレングスファインダーをすると)こうなります。
自分はポジティブで最上志向の持ち主だから、明るく前向きな提案ができるけれど、回復志向の人がいるからもう少し問題点をクリアにして発言したほうがいいかもね〜
と考えて発言するようになります。
すると「おいおい、考えもない突発的な意見だな」(回復志向のほうが強い資質にある人はきっとそう思うんですよね)と思われずに、受け入れられやすくなります。(時間がもったいないからいちいち問題点に触れたくないんだけど、と思っちゃうのは私の戦略性の特性からだろう…)
そして、もし問題を指摘される発言があっても、
「なるほど、自分にはない考え方だな。見事!」と相手の才能を尊重できたり、
「そんなのは誰でもわかってる問題点なんだけど、言わずにはおけないんだろうから言わせてやろう」みたいに俯瞰的な見方ができるようになります。
とにかく相手は自分を攻撃しているわけではないということがしっかり理解できるようになるだけで、だいぶとミスコミュニケーションを防ぐことができます。
自分の特性を理解しておくと、当たり前の定義がいいように崩れて、複眼的な見方ができるようになります。
それに、相性が合わない=ミスコミュニケーションが、発生する
という事態が改善されて、
違う才能をもっている=互いに生かし合えば最強のチームになる
という結果をもたらすことができます。
ってな感じで、ストレングスファインダーをして、互いの才能を理解し、尊重する組織にして、仕事の割り振りに役立てると、生産性をうんと上げることができそうですよね。
私が社長なら、社員全員にやってもらうと思います。
ストレングスファインダー、いろんな観点から見てもおすすめです〜!
※ちなみに、私は回し者ではないのでご安心を