中央公会堂の背景には、短命な献身的実業家がいることを忘れずに。
中之島の中央公会堂のガイドツアーに行ってきた!
公会堂が建ってから今年で104年経つ。
耐震工事も補修工事もなされているけれど、
あえて当時のものを残してあったりする。
「重要文化財」って感じ。
かつてと作りが違う。昔は地下には厨房と女性レストラン男性レストランがあったそう。かつて男子トイレだったところが、今の事務室となっているそうな。
←昔トイレか厨房だったんだろうな〜って感じの壁。
非公開の部屋にも入れた!
天井画にスタンドガラス、壁画、カーテンの刺繍、柱の金箔・・・うっとりするよね・・・
岩本栄之助が渡米実業団として海を渡り、寄付している実業家に影響を受けて100万円をこの中央公会堂に寄付した。100万円って当時80兆円ほどの価値らしい。ヒェー!いつの時代も、政治家より実業家のほうがカッコいいことしてんのか?って感じ。金に汚い政治家たちにも見倣ってほしいわ・・・
でも彼は第一次世界大戦で大きな損失を被り、39歳で自害しているんだよね・・・
陸軍として日露戦争で中国へ出兵→渡米実業団としてアメリカへ→感化されて私財を寄贈→第一次世界大戦の大打撃(資産の)を受け、自害
となる。
・・・彼は投機家だったようだけど、改めて投機はしない!と誓った。金のせいで死を選ぶ運命は、避けたいよ!
それにしても、栄之助って、「栄えて人を助ける」ってまさに名前通りの人だなあと思ったり。
短命な岩本栄之助さんとは裏腹に、しぶとく生き残っている中央公会堂。
大阪大空襲で焼けてしまっていてもおかしくないのだけど、立派に生き延びています。
ヘレンケラーもここで3回講演会しているんだそうな!
今日思ったことは2つ。
一つは、「投機はしない」
二つは、「献身的な行いは、当事者の生命を越えて生き続ける」
さて、GW明けに有給をとったみずにん
明日から現実を見て頑張りまする〜
岩本栄之助さんには負けちゃうけど、なるべく献身的なきもちをもって、ね。