村上春樹の世界観=モダンラブの世界観 うっとりしました
アマゾンプライムオリジナルドラマの「モダンラブ」がめちゃめちゃ好きで、ずっと見たかった第二弾「モダンラブ」を昨日と今日で一気見しました。
1話完結型で、シーズン1、2ともに8話ずつあります。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%96
↑のWikipediaにも載ってますが、ニューヨークタイムズのコラム(実話)に基づいてつくられています。
この物語に出てくるキャストも、セリフのチョイスもホントに素敵です!
愛の様々なかたちを伝えてくれる一話一話が愛おしい…。
今回のモダンラブ2ではレズビアンやゲイの回がそれぞれあって、性の多様性について触れているのもナイス。黒人と白人、アジア人等、人種の比率もナイス。年齢も幅があってよかったな。病気の人が出てきて、そこの視点もよかった。
ただ、少し残念だったのが、障がい者の方がほぼほぼ出てこなかったとこかなー?もっと当たり前に、たとえば通行人Aでも友人役でももっと当たり前に障がい者の方をバンバン出せてたらセントリズム的な見方をした時に、偏りなしの編成だったのに、惜しい!って感じでした。
どの回もハッピーエンドばかりではないんだけど、見終わったあと、ほっこりします。
一つの大切な物語が、自分の内側に確かに内包されたような感じ。心が豊かになります。
展開も飽きないし、伏線の回収も絶妙だし、焦点の当て方もめちゃ好きです。
ここから(ここまでもか?)は私の主観なのですが、ドラマの登場人物のもち味や世界観が、具体的で個性的で、どこか共感できるところが、村上春樹のつくりだす世界観に近しいところを感じます。
村上春樹はレイモンドカーヴァーというアメリカの小説家等、外国文学に強く影響を受けていることもあってか、彼のつくり出す物語に出てくるセリフや世界観はどこか日本離れしています。私は村上春樹の小説を初めて読んだとき、これまで味わったことのない感覚を味わいました。(うっとりした、という表現が近いかな?)
このモダンラブを見ているときに、村上春樹の小説を読んでいるときの気分とリンクしました。(これは、村上春樹ファンの私からすればすっごく心躍る素敵な出来事でございます)
まぁ端的に一言で言うと、「いちいちロマンチック」なわけです。
モダンラブぜひおすすめします!
特に村上春樹ファンの方、必見ですよ〜