今年は関東大震災から100年めの年。
横浜旅の続編。
横浜歴史博物館では、特別展として、「関東大震災」がとりあげられていました。
そっか!今年の9月1日でちょうど100年経つのですね。
大きな地震は、歴史的に見て約100年に一度の頻度でやってくるのだそう。
というのは、これまで通り100年のスパンでやってくると専門家たちが予測しているからなのですね。
「地震の勉強!何かあったら生き延びなきゃ!」
とか思いながらぐるぐる回りました・・・
当時の資料や映像から気づいたことは5つ
①川のそばに住んでいると危ない
②地震直後の火災によって亡くなる人も多い
③地震後は埃まみれになる
④地震後しばらく貧富の差が関係なくなる
⑤その地の経済立て直しのチャンスとなる場合も
①について
川の氾濫によって亡くなったのか、川の周りに住んでいた人の死者数が多かったです。地震がきたらすぐ川のそばから離れるべし!
②について
木でできた家が多かったこともあるけれど、地震の後、火災が起こるのは現代も同じじゃないかな。わずか数分で逃げ場がなくなったそう。地震がおさまったら、すぐ外に出た方がいいのかも。でも、銀行の地下に降りて助かったケースもあったみたいだから、臨機応変に。
③について
当時の映像をみて驚きました。人も建物も、埃を被ってました。地震の後、すんごい埃がたったんだって。ちなみに、震災後は死体の山だったそう。映像にも残っていたけれど、ドキッとしましたね。地震がきて動揺している中、外に出るとたくさんの人が亡くなっている状況を想像すると、冷静を保っていられる気がしません。そんな状況下でも、自分にできることは何か落ち着いて考えられるようにイメージトレーニングはしておいた方がいいかも。想定通りにはいかないだろうけど。
④について
当時の人が「富める者も貧しき者も、みなが同じように粗末な所で粗末な物を食べ、生きていることに感謝する」というような内容のことを書いてあって、そーだなーと納得。
大きな災害だと、お金も職も、いわゆる見栄を全て捨てざるをえない。ただ、命あることを見つめ、みんなで助け合うしかないですもんね。そんな感覚、味わうことって日常ではまぁないもん。
⑤について
横浜では震災後焼け野原のように、何もなくなった地域もあって、そこで経済立て直しのために茶の栽培を始めたり、これまでやってこなかったことに着手したんだって。
ちなみに建物も、一気に建て替えて、ガラリと雰囲気が変わったとか。
災害や戦争があると、ある意味で建物はリセットされるからそこで経済成長できる面もあるんだな。と。
気づきはこんな感じ。
最も大きな気づきは。
生き延びたくても個人の努力でどうにかなるもんじゃないなってこと。
「自然」の対義語は「人為」
人と対峙するのが、自然だけれど。
私たちは、自然には逆らえないのは、わかっているはず。
自然によって生かされていることも事実で。
恨むのも感謝するのも、人間の勝手!
「生き延びる」なんていうのが、人間の(というかわたしの)勝手だと教えられました。
「いつ命が絶えてもいいように、悔いなく一瞬一瞬を生きよう!」
と、新たな決意に代えて、歴史博物館をあとにしたみずにんなのでしたー!