アムステルダムを観て自由への道を踏み固めていきたいと思いました
映画「アムステルダム」をディズニー+で観ました。
この作品は、1930年代のアメリカ・ニューヨークを舞台にした映画。
第一次世界大戦のとき、兵士だった2人と看護師だった女性の3人が出会い、仲良し3人組となる。大戦後に、邪悪な組織(戦争で金儲けを目論む連中)を相手に3人組は、自由と尊厳をかけて闘うという物語。
この映画の素晴らしいところは、第一次世界大戦という暗雲立ち込める時代を描いているにも関わらず、「アート」が盛り込まれることで、視覚的に楽しめたこと。
最初から最後まで美的センスが光っていて、創り出された物、洋服、お化粧などにうっとりする場面・画角が多かったです。
「アムステルダム」は、自由の象徴のような場所。この映画では、自由を追い求める尊厳を失うな!いう強いメッセージを感じました。そして、自由を奪う利己主義者になるな!支持するな!という警鐘のメッセージも受けとりました。
「自由」ってなんだろう?
と映画を観終わったあとに考えてみたのですが・・・
自由というのは、自分の道を自分で決めること。
自分を自分として認め、心身を拘束・抑圧されないこと。
なのではないか?
と考えたのです。
となると、自由って実現困難。
自分の道を決めさせてくれない親がいたり、
差別されたり、いじめを受けたり、DVやパワハラ、セクハラなど。。
心身を拘束・抑圧されることがあったり。
「自由」は、現代人にとっても「追い求めるべきもの」なのだとふと気がつきました。
すべての人種の人に自由を。
多様な性の自由を。
障がい者が障害を感じないほどの自由を。
住んでいる場所で判断されない自由を。
命に自由を。
人々は、自由を追い求め、実現するためにすこーしずつ世界を変えてきました。
この時代だから、私は自分の仕事を自分で決めたけれど、女性が自分の道を自分で決められなかった時代があったことを知って、今私が歩いている道は、自由を追い求めてきた人々によって踏み固められてきた道なのだと知りました。
私が歩いている道は、
奴隷扱いされていた女性が命を懸けて人権を訴え、選挙権を獲得し、就職差別に意を唱え、女性を軽視することを許さなかった人々によってつくられてきた道。
自由を追い求めてきた人たちが踏み固めてきた道を、これから生まれくる未来の子どもたちに続いてゆく道を、歩いている。
そう思うと、背筋が伸びる・・・。
「自由」を追い求めることで、これからを生きる誰かが、自由を謳歌できるから、かつての人々がそうしてきたように、私も勇気と愛を持って自由を唱えようと思う。